MANA's ROOM~トップへ戻る
Total    Today    Yesterday   拍手メールサイトマップ
更新記録リンク掲示板日記
ときメモGS別館 アンジェ・遙時別館 ジブリ別館 ごちゃまぜ別館



昨夜は
 
追補編読み始めたら止まらず、気がついたら2時でした。徹夜しようかなと思いましたが金曜なので一日がまんすることにしました。しかし5時間読んでまだ半分しか読めてないって……そこを「うざったい」ではなく「まだこんなに楽しめる」と思わせる本なのが嬉しいですが。

以下、追補編のネタバレ注意。王の帰還のネタバレは直接はないとは思いますが、まっさらで原作や映画を観たい方はご遠慮くださいまし。

原作本編を見ていないので、わんさか出てくる固有名詞や地名や俗称が全然分からない状態なのですが、それでも「これってたしかゴンドールの父祖の時代の誰かだった?」とか「森に住んだ方のエルフのお偉いさんだっけ?」とか「確かローハンの民全部をこう呼んでたんじゃなかったっけ?」というめちゃめちゃ適当な憶測で読み進めてみました。間違ってても問題なしよ。
そんでもってそれがワケ分からなすぎて嫌になったあたりで、ちょうど映画で知ってる名前とかが出てきてまた集中力がわくのです。上手く作られています(そう作られた訳じゃないけど)。

いや、色々とびっくりしたりへえ~と思ったり笑ったりしたことがありましたよ。
まあとりあえずアラゴルンとデネソールが一歳違いとか(笑)アルウェンがアラゴルンと2700歳違いとかv (エルフだから当たり前だが、出会いの時のアラゴルンの気軽さと年の差が笑えた)

あとアルウェンの不死の謎が解けました。なんでエルフは不死なのにアルウェンはアラゴルンと一緒にいたら不死でなくなるの?と思っていたのですが、エルロンドの子供は「エルロンドが中つ国にいる間だけ不死」という運命なのですね。エルロンドが不死の国に旅立つ時に一緒に行けば不死のまま、離れれば不死でなくなるという運命なのだそうです。それはエルロンドが人間として生きるかエルフとして生きるかの選択を迫られた時に、エルフとしての命を選んだせい、なのかな?その辺よく分かりませんが。

でもアラゴルン、原作ではしっかり「俺と来るなら無限の不死を捨てないといけない」みたいな積極的なことを言ってました(笑)なのに晩年、まだ余裕のある命を自ら閉じるアラゴルン。王がよぼよぼになって王座から転げ落ちてはいかん、とか言って。結構勝手です。ちょっとアルウェンに同情したよ。
「それでもまだ生きていて」と言い続けたアルウェンは好きです。男の言葉に従うだけの女なんてつまらんよね~。
どうでもいいが「エステル」って呼び名がすごく可愛くて好きです。なんかこう、アラゴルンを愛してる人々がアラゴルンをそう呼ぶんだなーと思うと楽しい。

あと、ボロミアとファラミアの話もちょっとだけ出ていて泣きました。そうだよね!親の愛が欲しいなら手っ取り早く兄を嫉んだらラクなのに、ファラミーはそれをしないんだよね!
「ボロミアとファラミアの間には、負の感情は一切存在しなかった」みたいな記述(本当の記述は忘れました)があって、ファラミーがおバカで可愛くて泣いてたら本日の夢はファラミーとボロミーでした
しかもボロミア→町娘←ファラミアという超同人的発想。夢の中で視聴者の自分が笑ってました、ベタすぎて。
以下、あとから思い出して自分が楽しいように覚書。無駄に設定が詳しいです。

ええと町娘といいますが、彼女はデネソール達と同じゴンドール執政家系の血を引いていて、王宮にも自由に出入りしてました。名前なんだったかな。なんかベタな名前でした。本家(デネソールの家系)じゃないことを気にしていた親父が本家の家系図にある名前をつけました、みたいな。
そいつはボロミアとファラミアと幼なじみで、デネソールには半分侍女のように思われてたようです。実際、世話好きなので二人の世話をしてたしね。

それで私室に勝手に入って掃除とかしてて、ファラミアが帰ってきて
「あら、お帰りなさい、ファラミア様」
とか言ったらファラミーが苦笑して
「ファラミア様は止めてくれと言っているだろう。それにあなたもマルディルの血を引いているのだから、私の世話などする必要はない」(←自分は長子でも跡継ぎでもないから、ボロミアの世話をしろ口調で)
「でも私はただの町娘ですし、それに、ボロミア様もファラミア様も同じ昔なじみです。分かっていてそういう言い方は可愛くありませんね」
怒られちゃってみたり。そんで
「……ただの町娘、がこうして王宮に出入りして、しかも執政の息子の部屋に勝手に入って説教するのも問題だと思うが」
って突っ込んだら
「でも私、一応マルディルの子孫ですから」
とぬけぬけと言われて負けましたーみたいな感じ。楽しい。
そんでやれやれという顔をしてると、掃除終わって笑って部屋を出ながら
「部屋に入られるのが嫌なら、これからはご自分できちんとお掃除なさってくださいねー」
とか言われちゃって、彼女がいなくなってから
「……別に、嫌ではないが」
とか呟いているという乙女仕様。うわー少女漫画!(笑)
※ちなみにマルディルはゴンドールの初代執政ですが、執政が世襲制になったのは何代も後のことですのでおそらくマルディルの血は関係ありません。
きっと世襲制の最初の執政の名前を覚えてなかったせいでマルディルが出てきたものと思われます。

あと、ボロミアが裂け谷に行く前に彼女に告白してるのをファラミアが偶然見ちゃってどうしましょうというシーンも見ました。これがもう、ボロミーもファラミーもめちゃめちゃ悩んで楽しい!!(鬼)
ボロミアは「父の期待に応えられるのか」と「彼女と離れたくない」という悩みで弱気になってて、勢いで強引に彼女に抱きついてばしーとか叩かれちゃって
「いくらボロミア様でも、私の意志を無視した振る舞いは許しませんよ。
 私の前ではどんな弱音も吐いてくださって構いませんけれど、あなたには果たすべき責任があるはず。ゴンドール統治者の名代としての務めをしっかり果たして下さい」
とか怒られてました。
父親以外の周りの人間は彼の重い責任を気遣ってそういうプレッシャーになりそうなことをあまり言わないという設定なんだけど、責任を持てばそれに向かえるというボロミアの性格(当然私の夢設定)を彼女はよく知っているので、敢えてはっぱかけてボロミアを笑顔にすることに成功。

それを偶然見てしまったファラミー。同じ予言夢を見たのにやっぱり親の期待を背負ってゴンドールの代表として行くのは兄なのかという気持ちとか、でも残ったら彼女の傍にいられるとか、いつかボロミアは彼女と結婚すると思ってたとか、その時は絶対に反対するであろう父を説得するのにできる限りのことをしようとか、でもそしたら自分はゴンドールの統治者夫人としての彼女に仕えなきゃいけないとか、相反する気持ちが入り乱れてめちゃめちゃになってました。
そんでもって、めちゃめちゃなところで彼女に会って頭ぐるぐるでやっぱり抱きついちゃったんだけど、自分は兄を補佐する立場だし、そうでなくても彼女に弱音を吐く権利は自分にはないと最後の一線を保ってたら
「……あなたにも、ちゃんと務めがあるはず。無益なことを考えられるのはやめて、責任を果たしてください」
とか見透かされ。嬉しいけどぐるぐるなので素直になれず
「どうせボロミアにも同じことを言ってるんだろう」
とか拗ねて口走ったら、くすって笑われてよしよしって頭撫でられて
「じゃ、私は家に帰りますね。また夕食の時に来ますから」
ってキレイに交わされてあれー?と呆然。
そんで「あれ?同じように抱きついたのに?あれ?」ということにふと気づくのです(笑)

ちなみに夢の中で監督の自分が考えたネタ↓
「彼女が好きなのはファラミアだから怒られなかった」というオチはベタベタだけど、例えば「ファラミアは彼女にとって子供で恋愛対象になってない」とか「結局責任が大きいのはボロミアだからどうでもいいファラミアには甘い」とかいうオチだったら哀しいですな!
それは哀しすぎるので最初のオチでお願いします(笑)

なんか他にも見た気がしますが覚えてるのはこんなとこです。たしかオスギリアスの砦に突撃する時も、彼女は泣きそうでしたが止めませんでしたよ。
「ファラミア様がそれを務めだと思うなら止めはしません。けれど、どうしても行くというのであれば必ず生きて帰りなさい」
とか命令されちゃってました。そんで荒んでるファラミアが
「戦いに行くのにそんな約束はできない。だいたい私に指図をする権利があなたにあるのか!?」
て怒鳴ったら
「あるに決まってるでしょう」
と言い切られてまた呆然。

どうも私は、高い地位や力や権力のある男が、ただの小娘にどうしても勝てないという構図が好きなようです。王子の夢もそうでした、相手なんか人間の小間使いだし。

しかし色々楽しい夢だのう……。


アーカイブ
検索
OTHERS
  • 処理時間 0.242183秒
管理者用
現在モード: ゲストモード
USER ID:
PASS: