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 Crazy For You 2 

「きゃっ……!」

いつかの仮眠室。
俺は彼女を部屋に入れると、ドアを閉め、ドア横の壁に彼女を押しつけた。
約束。覚えてるな?」
肌に触れんばかりに顔を近づけると、彼女は視線を逸らした。
「………は、い……」
「じゃあ何故だ。アイツに変に思われるのが嫌なのか?」
多少の怒りが、無いわけではない。
しかしそれ以上に、疑問がある。
ついうっかり、いつもと同じように呼んでしまった……そんな感じではなかった。
何か、意図があって。わざとそうしたように見えたから。

「ち…ちが……」
「俺との約束よりも、アイツの方を優先するんだな?」
「やっ……!」
ブラウスの中に手を滑り込ませ、下着をまさぐる。
わざとホックを外さずに、そのまま乱暴にずり上げると。
胸の頂点を擦り上げるきつい感触に、彼女は白い喉をあらわにしてのけぞった。
「お仕置きだ」

その瞬間、彼女の瞳に浮かんだ表情に。
俺の方が驚いた。
畏怖と恥辱に隠された、卑しい…期待。

「……そうか」
納得がいって、俺は意味ありげな笑いを浮かべた。
「分かった。こうして欲しかったのか」
「あ、あぁっ!」
力任せに胸を揉みしだくと、彼女は痛みとも快感ともつかない悲鳴をあげる。
そのまま口づけて、口内を蹂躙する。
「ん……っん、ふ、ぅっ……」
胸の突起は、とっくにぴりぴりと張りつめていて。
きつく扱くたびに、びくびくと揺れる。
俺は彼女の身体を裏返した。

「……欲しいか?」
上半身を壁に押しつけながら、それを取り出し、彼女の下着越しに擦りつける。
「あぅ…!は、ぁっ……!」
その刺激だけで達してしまいそうに喘ぐそこは、既に潤みきっていて。
下着の上からでも、挿入できてしまいそうだ。
俺は重ねて問う。
「これが欲しいのか?水結」
「んんっ……」
荒い息をしながら、ひとつ呻くと。
彼女は唇をわななかせながら手をスカートの中に入れ、濡れた下着をゆっくりと引き下げた。
「ほ……欲し……ぃ…で、すっ………」
壁に顔を押しつけて、半分振り向いた瞳が。
切なげにゆがめられる。
「よ、義人さんっ……おねがい……」
間髪入れず、俺は彼女のそこに自分のものを突き立てた。
「ひぁああっっ……!」

いつもそうだ。
彼女を組み敷いて支配しているのは自分のはずなのに、彼女の所作が、俺の余裕を奪ってしまう。
腰を掴んで思い切り突き上げると、いくらもしないうちにその身体が震え始めた。
「あ、あっ!あ、んっ、も、イッ…!」
「まだだ。我慢しろ」
表面は涼しそうにしていても、彼女の姿態と内部の収縮に、俺に残された時間もそう多くはない。
いつもなら先にイカせてそれを虐めるネタにするのだが、今日の彼女はいつになく乱れていて、恥ずかしげにしてはいても淫猥なそぶりを隠そうとしなかった。
「ぅんっ……お、願い、もぅ……イカせっ……!」
「いやらしいな……ついさっきまで、オトモダチと普通に話してたんだろ?
 アイツはお前がこんな淫乱だなんて、思いもしないんだろうな」
「やっ……ちが……!!」
拒絶する、恥じらう振りをしていても。
言葉で責めるたびに、彼女のナカは達したかと思うほどに俺のそれを圧迫する。
「あ…あっ、あっ、あ、あ、ぁっ」
浅く息をつく、その間隔がどんどん短くなって限界を告げる。
俺は彼女の耳に唇を寄せて、囁いた。
「イキたかったら……イけよ。水結」
「ひ、っ、……!!!」
与えられた言葉が、免罪符であるかのように。
彼女は壁に爪を立てて、達した。

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