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MN'sRM > GS別館 > GS1創作 > 天之橋・キングシリーズ >
Innocent Pretty(裏Version) 2
「ねーぇ……あまのはしさん。ケーキはまだ、だめ?」 じれじれと待ち侘びる姿に、天之橋は少しだけ考えて。 目を輝かせる少女を横にして、ルームサービスをオーダーする。 「すぐに来るから、もう少し待ちなさい」 「わーい!ありがとぉー!!」 「おっと」 電話の横のソファからぴょん、と飛びつかれて抱き留めると、支えた手は捲れた服の下。 薄く笑いながら、背筋から腿へ素肌を辿る。ぴくんと僅かに仰け反る体を横抱きにしてソファに座り、唇を重ねた。 「んっ……む」 「……水結」 囁くと、くすぐったそうに笑う。 そこには、いつものような照れや恥じらいはなくて。ただ、幼女のような透明さだけ。 それが彼女の格好とアンバランスで、逆に色気を感じさせた。 「キスをするのは……好きかい?」 もう一度口づけながら聞くと、穢れのない笑顔。 「だいすき ![]() ちゅ、と音をさせて、少女は自ら口づけてくる。 「では……これは?」 耳元で囁きながら、零れた胸を探る。 「……んっ……」 また、ぴくんと体を揺らして。 首に回された手が、少しだけ強くなった。 「す、き……」 「これは?」 「あん!」 無意識にでもすでに潤い始めている、感度の良いそこに指を滑らせると、少女はふるっと体を震わせた。 「ん……や、……んんっ……」 「嫌ではないだろう?」 問うと、肩口に埋めた顔が縦に動く。 天之橋はククッと笑いながら、ゆっくりと指を飲み込ませた。 「…ぅ…っ……ん……」 「これは?」 「……す…き……」 「どうして?」 「き、もちいい……か…らっ……」 ゆるゆると抽送される感覚に、声が掠れる。 「では、自分でやってみるかい?」 徒にそう言うと、彼女はふるふると首を振った。 「どうして」 「だって……あんまり、きもちよくない、から」 思わず、笑みが漏れる。 「ほう。してみたことがあるのかね?」 「ん……うん」 照れもなく素直に頷く姿に、苦笑。 「他人にしてもらう方が好きなんだね」 「ううん」 「……え?」 「だって……まどかくんもりつかも、きもちよくなかったの」 「…………」 ぴたり、と。 天之橋の指が止まった。 「姫条君と、……立夏?」 「?」 不思議そうな彼女に、引き攣りそうな笑み。 「……何かされたのかね?」 「え?っと……」 頬に手を当てて、少女は思い出す仕草をした。 「まどかくんには、おしりとかむねとかさわられたよ?りつかにも。ちゅーもされたよ」 「…………」 「でも、いやだったのー」 「…………」 今在学していたら、即刻退学にして街から追い出して二度と就学出来ないようにしてやるのに、と不穏なことを考えながら。 とりあえず、もう一人に罰を与えるべく電話を取り上げる。 「やっ!あまのはしさん……」 指を抜かれた少女が、泣きそうな顔で首を振った。 「やめちゃ、いやっ」 「ああ、分かっているよ。でも、ここに泊まるのを立夏に連絡しないといけないからね。 それが終わったら最後までしてあげるから、連絡しなさい」 その言葉にしぶしぶ頷くのを確認してから、天之橋は息子の私用番号をプッシュし、受話器を彼女に渡した。 「………あ、りつか?あのね、きょうね、おうちにかえらないから」 話し出す彼女の、身体を探る。 「くふっ……ん」 少女は途端に仔犬のような声を出して震えた。 見上げてくる瞳に、小さく命令する。 「続けて」 「………うん。ここにとまるから。……んっ……だっ、て、あまのはしさんが、とまりなさ…いって」 絶え絶えになる口調に、訝しげな息子の声音。 それで何をされているかが、分からないような人間ではない。 「ぁん……え?やだ、かえらないよー。今からケーキたべるんだもん。 ミルクレープと、いちごケーキと、ちょこケーキ……ぁあっ!」 再び潤みに指を潜り込ませると、小さな叫びが漏れた。 『…………!?』 堪りかねたように、問い質す声。 刺激に耐えながら、少女は一生懸命に答えた。 「あまのはし、さん?……いるよ。んんっ………今?だっこ、してる。そうー。 あのねえ、みゆうねえ、言われたとおり服をぬいだから…ぁん…ごほうびに、ケーキ……え?」 一体何をされているのか、と糾弾する声に、答え方が分からず首を傾げる。 そこへ。 「今から可愛がってもらうから、と、答えなさい」 受話器を当てていない方の耳元へ、指示を与える。 少女はこくりと頷いて、意味も分からず口を開いた。 「今…から、あっ、……かわいがって、もらうから。またね、りつ…… あふ、ぁああん!!」 かちゃん ![]() 仰け反った少女が取り落としそうな受話器を元に戻して。 天之橋は、荒い息をつく少女の額に口づけ、可笑しそうに笑った。 終わる。 |
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あとがき |