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 上を向いて歩こう 後書き 

  

すげー楽しい!マスターの台詞書くの!

なんて言ってる場合じゃないでしょうか。ヒムロッチ、可哀想ですね……。
ぐさぐさ刺さっています。主人公ちゃんの気遣いの台詞が。ええ、気遣ってるつもりです。主人公ちゃん、ヒムロッチには『この子は我が氷室学級のエース。でも、告白されて困っている。無下にもできない。』と思われていると思ってますから。

えと、まず言っておかなければならないのは、この創作で一番苦心したのは『主人公ちゃんが浮気性に見えないように』することです。
ヒムロッチにコクって、一ヶ月半後にはもうマスター!?みたいな感じにならないようにするのは苦労しました。成功しているでしょうか?

だって、秋と3年クリスマスでないとマスター出てこないし……すると、卒業まで2ヶ月!短すぎ!
3/1過ぎちゃうとヒムロッチの告白条件が整ってしまうし、それまでに主人公ちゃんを吹っ切らせたかったのです。

言い訳させてもらうと、ここのヒムロッチはかなり甘えないひとで、コクられるまえから『教師と生徒は恋に落ちるべきではない』とか各論として言ってたわけです。だから、主人公ちゃんはまさかヒムロッチが自分を好きだとは夢にも思ってなくて、でも状況が盛り上がって『聞くだけ聞いて欲しい!』みたいなかんじで告白しちゃったのです。

ですので、断られたことを泣いたんでなくて、『教師と生徒だ。それ以上でもそれ以下でもない』(←ジュリアスより頂き)というふうに、最後まで『教師と生徒』って言われたことが哀しかった、と。

こんな風に、タイミングが悪いだけでうまくいくはずの二人がすれ違ってしまうことは良くあります。青春ですね〜。
一応、このネタは夢で見たのですが、多分わたしの高校時代のおもひで?(笑)が関わっているのかもしれません。
ま・私はヒムロッチみたいにスマートじゃなく、ちょっと誤解してひどいこと言っちゃって、後で見苦しく弁解して醒められましたけどねー(笑)

ちなみに、マスターが考えた『ヘビーな予想』とは、『主人公ちゃんが自分を利用してヒムロッチにアタックしようとしてるんじゃないか』です。まさに、主人公ちゃんが『そんなことはしません』と手紙に書いた通りのことですね。
でも実際は、主人公ちゃんはずっと先生に、『勝手にコクって迷惑かけてごめんなさい。私、もう気にしていないよ!大丈夫だよ!』とアピールしていただけなのです。
普通に話していたのも、平然を装ったのも、ぜんぶその発露でした。そして平然を装っているうちに、それが本当になってきたのです。マスターの影響でね!

でもマスターは、その主人公ちゃんの気持ちが分からないので、じゃあ敢えて利用されてやろう、と。
お互い主人公ちゃんを好きでいながら、相手に譲ろうとしていた。実はヒムロッチとマスターから大事にされまくるという書いてて嬉しすぎるお話でした〜。

さて。最後に、このお話は「きらくうぇぶ。」管理者カタマリコ様に捧げます。どうにでもしてください〜。キリリクにお応え下さって、私のハートにストライク!な理事長イラストv拝領したのでお礼に。氷室先生受難ですけどね。エヘ。

ちなみにカクテルの知識はネットで10分です。これも勉強しますわ。また書きたいし、マスター。
(でもそしたら、ベタな私のことですから主人公ちゃんを想ってのオリジナルカクテルという展開に……!?)

「master*master」(現在は閉鎖されています)4月のテーマに応募してしまいました。来られた方、「どこがテーマ?」と思われてしまったかも知れません。すいません。
いや……「思いがけない(まじで)恋の始まり」って事でひとつ、何とかならんかな?とおもったんですが、皆様マスターと零一さんの出会いとかそういう「始まり」を書いていらっしゃるので申し訳なくなりました。スマンです。

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