とりあえず書き上がったので上げてみました。
ネタとしては、桜が散るのが天之橋さんには寂しいだろうなあというのと、卒業する生徒達も嬉しいけど寂しいだろうなあというのがあったのですが、もう書き始めたらどうしても情けない天之橋さんばかり出てきて困りました(いや困らないけど)。
うちの彼は本当に色々色々考えすぎてて、ウダウダしてて、思慮深いといえば聞こえは良いですが外見だけでなく思考まで年取りすぎてる感じです。人間として長所の範囲以上に考えすぎ。
で、その立ち止まってるとこに意図せずがーっと切り込んでいって、「え?行くでしょ?」って当然のごとく連れて行っちゃうのが主人公ちゃんなわけで。
自分は一緒に手繋いで歩いてると思っていますが、実は天之橋さんの手を引いて歩いてるわけですね。それが天之橋さんには分かってて苦笑、みたいな。
普通なら、彼は幸せになるには何か足りない感じなのに、主人公ちゃんと一緒にいるだけでそれが補えてしまうという雰囲気が好きです。そんでそれを主人公ちゃんはぜんぜん関知してないというのが萌えです。
ですので、彼ら二人における最上級ラブ台詞(だと思う)「傍にいる」というのは、天之橋さんが主人公ちゃんの傍にいるんじゃなくって、主人公ちゃんが天之橋さんの傍にいるという感じなわけで(笑)
歌ネットで調べて、タイトルの元ネタになったのは河口恭吾という方の「桜」なのですが、
僕がそばにいるよ
君を笑わせるから
桜舞う季節かぞえ
君と歩いていこう
いつもそばにいるよ
君を笑わせるから
やわらかな風に吹かれ
君と歩いていこう
の「僕」の方が実は主人公ちゃんなのでしたー。天之橋さん情けなっ!(笑)
でもまあ、手を引かれずに自分で行動しようとした結果が、教会での告白だったということを考えれば、ちゃんとやるべきことはやってるから今笑えているわけで。
ヘタレさんはヘタレさんなりに頑張ったのですね(酷い言い様だ……)。
時期設定は、主人公ちゃんが卒業した春。つーことはつまり恋人同士になってまだ一ヶ月くらい。
だからこんな屋外でベタベタしているのか?とも思いますが……まあ、元々天之橋さんは調子に乗るタイプですから(笑) |