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拍手ありがとうございました!メッセージ第三弾

オヤジゲ父ズ&娘さん&ぽけ(名前だけ)

ぽけ
 (ポケステ)
さかなぎ様の「くるまや本舗」にて公開されているPS一家の一員。非常に愛らしいお子様。
※オヤジゲー さかなぎ様の「くるまや本舗」から発祥した、「もしかしたらお父さんかもしれない多数のオヤジ」にご機嫌を取ってもらえるゲーム。モエ。
※設定 ここでは
 ◎ ぽけ→各パパの娘
 ◎ 栗ちゃん(オヤジゲ主人公)→各パパの娘??
というかんじでお送りします。

 

◆◆◆PS父◆◆◆

 

「あっ、いたいた!」
「え?」

ぽつぽつと打ち込んでいたノートパソコンから顔を上げて、彼は部屋に駆け込んでくる少女を見やった。

「やあ、どうかしたんですか?」

すとんと自分の傍に座り込む彼女に、とりあえずお茶を淹れてあげて。
それを飲んでいる彼女の服の衿をさりげなく直す。

「はー、ありがとうございます。……あの、今日これから、お時間ってありますか?」
「え?ええ、今日は暇ですし」
「ほんとに?」

机の上に置かれた書類を気遣わしげに覗き込む彼女に、彼はくすりと笑った。

「ええ、本当に。何かご用ですか?」

それに、安心したように微笑んで。

「えっと。今、ぽけちゃんと話してたんですけど、一緒にお風呂入りに行こうって話になったんです」
「へえ。いいですねえ」
「よかったら、一緒に行きませんか?」
「……え?」

ノートパソコンを閉じる手を止めて、目を瞬かせて彼女を見る。
少女はそれに気づかない様子で手を合わせた。

「ぽけちゃん、すごく喜んでて。お風呂やさんって行ったことないんですってね!」
「……お風呂や、さん?」
「ええ、こないだ隣町にできたらしいんです。水着で入れて、温水プールみたいになってるの」

楽しそうに笑う彼女に、彼は思わず相好を崩した。

「あ……なんだ。びっくりしましたよー。うちのお風呂に一緒に入るのかと思いました」
「え?…………!!」

首を傾げかけてその意味に気づき、少女は途端に顔を真っ赤にして俯いた。

「そ、そ、そんなこと、しません!!」
「ですよねぇ。君にしては大胆だな〜とは思ったんですが」
「だ、大胆っていうか、有り得ないです!いっしょにお風呂なんて!」
「断言されたらちょっと哀しいような……少しは期待したんですよ?」
「お父さん!」

声を荒げ、少女はむくれた顔で彼を睨む。

「じゃ、じゃあ、お父さんは、私と一緒に入ってもいいって言うんですか!」
「え?」

その言葉に意外そうな顔をして、彼はうーんと考えこんだ。

「そうですねえ。少なくとも嫌、とは言いませんが」
「………………」
「君は、嫌ですか?」
「………………」

むーっと黙り込んでしまった彼女に、綺麗な笑顔を返して。
彼は彼女の頭を撫でると、よいしょと立ち上がった。

「はは、まあ、それはまた次の機会にしておきましょう。あの子を待たせると怖いですからね」

 

おわる。