拍手ありがとうございました!メッセージ第三弾
<オヤジゲ父ズ&娘さん&ぽけ(名前だけ)>
※ぽけ
(ポケステ) |
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さかなぎ様の「くるまや本舗」にて公開されているPS一家の一員。非常に愛らしいお子様。 |
※オヤジゲー |
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さかなぎ様の「くるまや本舗」から発祥した、「もしかしたらお父さんかもしれない多数のオヤジ」にご機嫌を取ってもらえるゲーム。モエ。 |
※設定 |
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ここでは
◎ ぽけ→各パパの娘
◎ 栗ちゃん(オヤジゲ主人公)→各パパの娘??
というかんじでお送りします。 |
◆◆◆2P父◆◆◆
「あっ、いたいた!」
温室の外からそんな声が聞こえてきて、彼はふと顔を上げた。
予想通りの少女が駆けてくるのに、笑みを返して。
「やあ。どうしたんだい?」
「あのっ。今日これから、お時間ありますか?」
少しだけ申し訳なさそうなその頭を撫でると、彼女はくすぐったそうに肩をすくめた。
「ああ、勿論だよ。君が来ているときに仕事をする程、馬鹿ではないからね」
「それは、私がお邪魔をしてるってことですか?」
ぷ、とふくれて、お邪魔ならいいですと引き返す真似をするから。
彼はくすくすと笑いながら彼女の手を捕まえて、指先にキスをする。
「いや……そうではないよ。分かっているだろう?」
覗き込まれて、途端に赤くなった少女が居心地悪そうに目を伏せた。
そのままで、小さく呟く。
「あっ、あの。今、ぽけちゃんと話していたんですけど……」
「うん?」
「お風呂、入りに行こうって。よかったら一緒にどうですか?」
「………………」
瞬間、彼は絶句して、ぴたりと動きを止めた。
それを不思議そうに見上げて。
「……?あの?やっぱり、お忙しいですか?」
「………………いや…………その、………………それは」
機械的に間投詞を繰り返すだけで、一向に言葉を喋ろうとはしない彼に、少女は首を傾げた。
「その…………一緒に…………かね?」
「?ええ。」
「三人で…………?」
「???だめですか?」
「いや…………駄目というか…………その、」
一体どうすればいいのだろうか?
一緒に風呂に入るなど、そんなことができないのは当然として。しかし、駄目だと言ってしまえば、この無邪気なお姫様を哀しませてしまうかもしれない。
どう答えたらいいんだ、と密かに頭をかかえる彼に構わず、少女は嬉しそうに胸の前で手を組んだ。
「ぽけちゃん、すごく楽しみにしてるんです。お風呂やさん行ったことないんですって。このおうちのお風呂、広いですもんね〜」
「は?……お風呂、や、さん……?」
「ええ、ほら、こないだ隣町にできた。水着で入れて、温水プールみたいになってるんですって!」
「……………………」
「お時間があるなら、一緒に行きましょうよ」
「……………………」
その後しばらくたってから、やっと事態が飲み込めた彼が心から脱力したことは言うまでもない。
おわる。 |