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私の手は血塗られています。 数多の命を消し、未来を奪い。 その上に立って『英雄』と呼ばれる事もあります。 しかし貴方の前に引き出された時、私は殺戮者でしかないでしょう。 奪った未来を胸に、背に、苦しみ抜いて人生を終えたとしても。 だから次の生をお与え下さるなら、どうか。 何の疑いも持たず、見返りも求めず、他者の生命を支えるものにして下さい。 透き通った流れる水や、青い葉を繁らせる樹に。 それらになりたいと、私は心から願うのです。 |
「大変だったなァ先輩、疲れたろ?」
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私の願いを聞いてください。 私の望みを叶えてください。 遠い来世でも。 水になった私で喉を潤し微笑む者が、樹になった私の下で休息し深呼吸する者が。 どうか彼であります様に。 |
END. |
これは…誰だ!?(笑)クル優しすぎ!ギロ弱すぎ!しかも分かる人には分かるあの方が!!
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