どうしても経正あにうえが書きたかった。本当はあにうえ×神子で書きたかったのですが、話をふくらます題材もないし(三草山くらいしか接点ないしなあ)、個人的には兄上とあっつんセットがいちばん好きなので両方取りでいってみたv
大団円の後、兄上は世を儚むと思うんですよ。思い残すことないじゃん。あっつんが幸せになったらもう存在理由が無くなるし、白龍が力を取り戻せば神子じゃなくても浄化できるし。でもそんな簡単に逃しませんよ神子は!(笑)あと途中で駄犬が混じりかけたのは許して下さい、これ以上直せない_| ̄|○
きっとこのあと、仲良く三人で暮らすことになると思います。あっつんが兄上にやきもちを妬くとは思えませんが、二人にからかわれる毎日かと思うと……楽しい!!
というわけでおまけ↓
「お待たせ、敦盛さん!」
「神子……兄上がどうかしたのか?」
「ううん、ちょっとお願いがあって」
「願い?兄上に、か?」
「和議が成ったら、一緒に暮らしませんかって」
「…………兄上と……共に?神子、が?」
「うん。平家の人たちも京に戻ってくるし、どうせ住むなら一緒に暮らしたいでしょ?」
「……そう……か。兄上と……」
「うん」
(間)
「……そういえば、兄上も、神子のことを誉めていた」
「え?ほんとですか?」
「ああ。あのように身命を賭して働くのは並大抵の覚悟ではできない、心の強い方だ、と。
神子は本当に、誰にでも好かれるな」
「もう、そういうこと真顔で言わないでください。恥ずかしいから」
「しかし、事実なのだから仕方ないだろう。経正兄上は強いだけでなく優しい方だから、神子もきっと幸せに」
「そうですね。まだ一緒に住めるか分からないけど、もし三人で暮らせたら何をしましょうか?」
「……え?」
「お花見に行って、せんせいのおうちにも遊びに行って……鎌倉や福原にも行けますよね、もう平和になるんだから」
「……神、子?」
「わたし、敦盛さんと経正さんの想い出の場所とか行ってみたいです。連れて行ってくれますか?」
「あ、ああ……だが、その」
「敦盛さん、あんないいお兄さんがいて幸せですね!」
「ああ……本当に……そう思、っている、が……あの、」
「でも、これからは私のお兄さんにもなるんだから、わたしだって甘えるんだ〜!」
「!?み、神子っっ!??」
「敦盛さん、早くみんなのところに帰りましょう!明日はがんばらなくちゃ!」
「神子!ま、待ってくれ、神子!!」
みたいなかんじで!(笑)
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